当店では扱いの少なかった北イタリア産です。南に比べ、大変繊細で上品な味わいです。主張しすぎないので、お料理の邪魔をせず、引き立ててくれることでしょう。
リグーリア州インペリアルにあるイスナルディ社は1908年に設立されたオリーブオイルメーカーです。リグーリア州、特にインペリアル地区は数百年も前から、この地方だけに生育するタジャスカ種(粒が小さく果肉が少ない)の良質のオイルを生産してきました。
その軽さと心地よい香りは、南イタリアのオリーブオイルにはない繊細で、独特の風味をもったものとして珍重されてきました。
リグーリア州は南前面に地中海、すぐ背後に切り立った山岳部といった地形で、その斜面一面に植樹されていますが、オリーブの実の採取については、細心の注意を払いながら手摘みでその一粒、一粒の熟し具合を確認しながら収穫しています。イスナルディ社では、完熟のほんの一歩手前のところで採取しています。これは渋みやにおいなどが出ない、香り高い、高品質オイルを造るためです。
イスナルディの品質は長年に渡り、多方面から認められ、20世紀前半のイタリア王室をはじめ、イタリアの著名なレストラン(ダル・ペスカトーレ、ドン・アルフォンソ他)やフランスのレストラン(トロワグロ、アピシウス他)等数多くのプロ達に支持されています。
イスナルディ社は現在で3世代になりますが、時代ごとに成長を遂げ、伝統的な石臼を使った粉砕と、近代技術の遠心分離法を使いながら、品質向上のために研究を続けています。特に製油に関しては、特許を持つ何千もの細かく鋭い刃先を持った特殊な機械でオリーブの実を突き刺しながら、果油を取り出すことで、果肉や種の等の不純物が混ざることなく、純粋なエキストラ・バージン・オイルが出来ます。