ギリシャは高い山と奥深い谷があり、海岸線は穏やかな気候に恵まれていますが、中心に行くほど冬と夏の気候の差が激しくなります。このバラエティーに富んだ土地には、ヨーロッパの70%に及ぶ植物やハーブの品種が育ち、多くのアジアやアフリカの品種も育ちます。さらに、ギリシャのみに育つ品種も数多くあります。このような環境の中で、ギリシャの養蜂家は自然な良質の蜂蜜を生産し、それらは世界に類似するものはありません。その理由は、ギリシャの養蜂は他の国々と違い産業化されず、また、単一種のみの蜂蜜の生産をしていないからです。他国では特定の種類の蜂蜜を生産することが目的の養蜂農場が存在します。つまり、ミツバチの巣箱は単一花の種類を植えたところへ置かれます。蜂には選択の余地がなく、利用可能なただ一つの種類の花を訪ねる以外ありません。これに対し、ギリシャでは蜂の巣箱は春にはオレンジの木やセージが茂るなだらかな山の斜面から、6月には高地の松林に登り、7月には再び下ってハーブの野、8月にはワイルドフラワー、9月には地中海の松の林へと移動させられます。
ギリシャの蜂蜜は人がわざと植えたものではなく、自然な環境の中で育っている植物や花から、蜂自身が集めてきたものを使っているのです。蜂は人工の耕地に近づかないので、蜂蜜は殺虫剤や化学肥料残留物などが含まれていない純粋なものであることが保証されるのです。山地の岩山には水分がほんの少ししかなく、その結果、蜂蜜中の水分は平均よりも少なくなります。純粋な蜂蜜においては最大で21%の水分が許容範囲ですが、ギリシャの蜂蜜は17%以下と低く、中には14%まで低いものもあります。これが蜂蜜の濃さや芳香性を高めることができるのです。
養蜂家のMr.TZIMAS(ジマス)さんはギリシャ中心の高山、耕作地から遠く離れた、アティキ地方の小さな村『KAPANDRITI(カパンドリキ)村』に蜂を連れ、そこで自然生育させて、オーク・山桃・栗の蜂蜜を収穫しています。もちろんこのブレンドは蜂たちがしたものであり、それぞれの比率は分かっておりません。
時間をかけての自然ろ過を行い、熱処理などは施さない伝統的な製法の結実です。
ナッツ類や熱々のトーストに溶けたバターとよく合います。